柏レイソルのホームスタジアムである三協フロンテア柏スタジアム。通称、日立台。日本一迫力のあるサッカー観戦ができると思っていて多くの人に日立台へ足を運んでほしいと思っている。だから、その魅力を伝えるためにどの席で見るとどんな風によいのかというのを写真付きで解説する。
日立台でサッカーを見て、ぜひともレイソルのことを応援してほしい。
現在この記事は作成途中です。と言うのも、私1人ではなかなか全席種の写真を集めることができません。自分が撮った写真を使っても良いよという方の協力をお待ちしています。協力しても良いと言う方はこちらのDMにご連絡ください(写真の提供者という形でお名前やアカウント名を入れさせていただきます)。
なるべくiPhoneのカメラ(通常倍率)の写真を掲載するようにしていますが、過去の写真は拡大して撮影したものもあります。あくまで目安として考えてください。実際に肉眼で試合を見ると写真よりもフィールドや選手が近く感じます。
日立台の座席種類は11種類

チケットの値段
チケットの値段は以下の表のとおり。2025シーズンから値段が500円増しとなったがそれでも圧倒的な安さがこのスタジアムの魅力の1つだ。ファンクラブのアソシエイツ会員は会員価格(一般の500円引き)で購入することができる。
| 席種 | 会員 | 一般 | 当日 |
| SS指定席 | 5,500 | 6,000 | 6,500 |
| SDホーム指定席 | 4,200 | 4,700 | 5,200 |
| SFホーム指定席 | 3,700 | 4,200 | 4,700 |
| コーナーシート | 3,700 | 4,200 | 4,700 |
| MRホーム指定席 | 3,200 | 3,700 | 4,200 |
| ARホーム指定席 | 2,700 | 3,200 | 3,700 |
| ALホーム指定席 | 2,700 | 3,200 | 3,700 |
| ゴール裏1階立見自由 | 2,400 | 2,900 | 3,400 |
| ゴール裏2階指定 | 2,400 | 2,900 | 3,400 |
一部子どもチケットあり
ゴール裏1階と2階は子ども料金が設定されている。価格は1階2階共通。
| 前売り | 一般 | 当日 |
| 1,400 | 1,900 | 2,400 |
ペアチケットを数量限定で販売
柏レイソルは一部の席でペアチケットというものを販売している。これは会員価格2枚分からさらに500円引きされたチケットだ。複数人で観戦する場合は会員価格よりもお得に購入できる。ペアチケットが選択できる席種は次の4種類。
3人で観戦:ペアチケットで2席+通常チケット1席
4人で観戦:ペアチケット2つで4席
ペアチケットは数量限定(数量は未公開)なので先着発売でタイミングが良ければ購入できる。
ゴール裏1階(立ち見自由席)
一番熱い応援ができる場所。サッカーを見るというより全力で選手とともに戦う気持ちの強い人がいくべきところ。横断幕を出したり旗を振ったり太鼓を叩いたりジャンプしたりとにかく忙しい。90分歌い続ける、飛び続ける体力も必要。しゃがんだ状態から立ち上がって応援することもある。若者や全力で応援できる人におすすめ。一番最初に行く場所ではない。私も応援し始めて5年になるがまだ未経験(2025年現在)。
ゴール裏2階(着席指定席)
通称サンライズシート。かつては立ち見自由席だったがコロナ禍を経て着席指定席になった。最前列では大きい旗が振られるので見づらいこともしばしば。レイソルとしては家族向けに売り出していて数少ない子供チケットが用意されている場所。個人的には着席になったことで1階席の応援が聞こえにくくなり、逆に相手サポーターの応援を真正面から受け止めることになるのでレイソルの一体感を感じにくい。立ち見だったころに戻りたい層も一定数おり、試合中に暴言も聞こえてくることもある。チケットは安いがあまりおすすめはしない。
9列41番付近




15列49番付近
トマトすこし記憶が曖昧だが15列目が最も後ろの座席だったはずだ。座席裏には少しだが通路があり荷物を置いたり出入りができたりする。



バックスタンドAR席
AR席はゴール裏の次に応援が熱い席。ゴール裏のコールリーダーからもバックスタンドに向けて熱いメッセージが届く。一体感もすごいのでゴール裏にはいけないけど応援はしっかりしたい、指定席で応援したい人におすすめ。
8列29番付近
トマト8列目は通路に面している1番前の席。足元が広かったりすぐに通路へ出られるメリットがある反面、試合中も人の移動があると視界が遮られたりした。
また、座面が斜めっているのか前に滑りそうになり、足で支えていないといけないので疲れる。
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23列62番付近



24列16番付近



バックスタンドAL席
AL席はアウェイ側に近い席で、個人的にはレイソルゴール裏から離れてしまうのでお勧めしない。応援よりも落ち着いて、かつできるだけ安く観戦したいという人には良いかもしれない。アウェイに近いことから忍者(相手チームサポーター)が紛れていることもしばしば。
トマト観戦歴5年の中でAL側で観戦したのは2021年の1度だけで、その時はファンクラブ特典の招待券だった(現在は廃止)。2025年はチームの成績向上によりチケット争奪戦が激しくなり、希望の席を取れなかった方がALに流れている印象があります。先行で売れれば忍者も少なくなるのでそこは良い点ですね。
11列34番付近


メインスタンドMR席
MRはメインスタンドで一番高さがある席。上段の席を取ればフィールド全体を見渡すことができる。それでいて一番上の席でも他のスタジアムより選手が近く見える。現時点でMR側にいるゴール裏のコールリーダーが盛り上げ上手で、その人と応援するためにMRを選んでも良いと感じている。下層は子供が多い印象。
22列8番付近


24列18番付近
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コーナー席
2025年に名称が旧ヨネックスシートから改名。日立台唯一のコーナ席だ。高さもそれなりにあり、フィールド全体が見渡せる。メインスタンドなので試合前のセレモニーなどでも選手の顔が見える。
1番のメリットは全体の座席数が少なく、コーナーシート利用者しか使用しない階段があるので人混みを避けられること。デメリットは座席数が少ないのですぐに埋まってしまうこと。
ゴール裏も近いため熱い応援を感じられる。大旗が近くで振られるのは迫力がある。義理の母を初めて連れて行ったときはこの席を選んだが応援の迫力に感動していた。
トマトコーナー席は全部で3段あるが、2段目には注意してほしい。落下防止のための柵ががっつり視界をふさぐからだ。見切れ席と言ってもいいくらいだ。1列目も視界にフェンスが入るがまだなんとかなる。





バックスタンドSD席(中央下段)
フィールド真ん中でかつ一番フィールドの近くで試合と選手を見ることができる。選手の写真を撮りたいという人がたくさんいる印象。メインスタンドよりも高さがない分フィールドが近い。最前になればなるほど選手たちの声が聞こえてくる。選手交代や水分補給、スローインなど選手がタッチライン際に来ることも多く臨場感あふれる観戦ができる。
2列4番付近




2列46番付近




バックスタンドSF席(中央上段)
メインスタンドとほぼ同じくらいの視野で観戦することができ、かつメインスタンドよりも1800円も安い。全体を見ることができるので落ち着いて観戦したい人におすすめ。
3列13番付近



9列21番付近
トマト2025年11月に久々のSFで観戦。やはり見やすさと近さという点で非常に良い席。連れて行った家族も見やすい席でよかったと喜んでいた。






15列42番付近
トマトスタジアムのど真ん中で観戦でき、かつ高さもあるので見えないところはほぼないだろう。応援もほどほどだと思うのでサッカー観戦に慣れいない方も楽しめると思う。



メインスタンドSS席
日立台でもっとも高価な座席。一番のメリットは選手の入退場やセレモニーなどを正面で見れることにある。だから私は最終節は必ずメインスタンド見るようにしている。ベンチもメインサイドにあるため監督や選手交代を間近で見られる。また、バックスタンドよりも高さがあるため試合も見やすい。お金に余裕があるのならおすすめしたい。
トマトパーテーションで区切られているので入ることはできないが一番後ろの座席にはベンチ外の選手が座って観戦していることが多い。なかなかメンバーに入れない選手、怪我で離脱中の選手、コーチなどを見ることができるのもこの席ならでは。
6列69番付近








15列38番付近






ビジター席
アウェイ側の席で自由席(ゴール裏)と指定席(メインスタンド)がある。他サポの投稿などを見ていると自分たちのホームスタジアムよりも選手を間近で見られることがメリット。入場口がホーム側とは別なのでその点は注意が必要だ。





注意事項

魅力あふれる大好きなスタジアム日立台だが、もちろん良いところばかりではない。
上の方はスピーカーが近い

日立台はコンパクトなスタジアムなので、上段に座ってもかなりフィールドが近く感じられる。全体を見渡したい人にはおすすめなのだ。ただ、最上段付近にはスピーカーがあり、そこから爆音で音楽やスタジアムDJの声が響くので結構うるさい。試合が始まってしまえば気になることはないが、音が気になる方は最上段は避けたほうが無難だ。
全体的に古い

良いように言えば歴史を感じられるスタジアムだが全体的に古い感じは否めない。大型のスタジアムに比べて設備が整っているとも思えない。しかし、その分チケットの値段も他所に比べて安いので、安さのためには多少のボロさは受け入れる必要がある。
屋根がない

致命的な欠点が屋根がないこと。だから常に天気を気にして、雨の可能性があれば雨具の用意が必要になる。単身のころはそういうものかと諦めていたが、小さい子どもを連れて行くようになってからは屋根のないデメリットが結構きつくなってきた。唯一SS席には屋根があるので濡れたくない人は座席選択に気をつけてほしい。
座席数が少ない

コンパクトで臨場感があるというメリットの裏返しではあるが、座席数が少ない。公式の席数は15,109人。
近年は低迷している時期もながかったため席数に不満はなかったのだが、2025年はチームのプレースタイルや好調な順位、話題性などもあってチケット確保が難しくなっている。ファンクラブ入会者も上限に達したようで先行販売でもチケットが取れない、そもそもチケットサイトに繋がらないという状況になっている。
最近は京都、広島、長崎などフィールドも近い新しい大型スタジアムがたくさんできているので、レイソルもぜひ新スタジアム建設を考えてほしい(と思いながらも日立台がなくなってしまうのは悲しい)。
背もたれがない
非常に残念だが日立台はほとんどの座席に背もたれがない。あるのはSS席のみ。慣れればなんでもないがちょっと背もたれがほしいなと思うこともある。あとドリンクホルダーもない。
黄色に染めることへの圧が強い

これは観戦初心者に伝えたい。私は大好きな部分だが、柏のゴール裏は「スタジアムを黄色で染めること」に情熱を注いでいる。チームカラーでホームスタジアムを染め上げた景色は圧巻だ。これがレイソルの魅力の1つでもある。
ただ観戦慣れしていない人からすれば、服くらい自由にしたいとか、ユニフォームじゃないとスタジアムに行ってはいけないのではないかと感じることもあるだろう。
だが安心してほしい。ゴール裏でなければ黄色の服装でなくても問題ない。ユニフォームでなくても問題ない。余裕がある人、協力してやってもいい人、せっかく行くなら盛り上がりたい人はぜひ黄色っぽい服を一番上に着てほしい。


個人的なおすすめ
座席選びで迷う方はおそらくサッカー観戦歴の少ない方だと思うので、そう言った方向けに個人的なおすすめ座席を紹介する。
臨場感ならAR席
レイソル初観戦におすすめしたいのはAR席。応援も熱心なサポーターがたくさん座っているので周りに合わせて応援していれば流れにのって観戦を楽しむことができる。相手ゴール裏から遠く、周囲の応援熱心のサポーターのおかげで相手サポーターの応援があまり聞こえなくなるのも良い。
静かに見たい、一部見切れる(AL前のコーナーが見づらい)のは嫌だという方にはおすすめしない。
全体を見たいし応援もしたいならMR席
フィールド全体を見たいという人にはMR席の上段をおすすめしたい。上段であれば斜めに全体を見ることができるので俯瞰して見ることができる。ゴール裏からメインスタンドへの声掛けも非常に優しくポジティブで楽しく応援することができる。
最上段ではスピーカーの音がけっこううるさいので注意が必要。
日立台はフィールドが近い臨場感のあるスタジアム
選手が近い、迫力がある応援、歴史あるスタジアム、そして強くて魅力的なサッカーをする柏レイソルのホームスタジアム。それが三協フロンテア柏スタジアム(通称:日立台)。
大きなスタジアムにはそれはそれで良さがあるだろうが、毎週通い、選手を後押しするには日立台が一番すばらしいスタジアムだと思う。
柏レイソルに興味を持った、サッカーを見てみたのならぜひ日立台に足を運んでほしい。

